ホームページを通じて城ファンとの繋がりが出来ると、一人で応援する以上の楽しみを味わった。 図書館の書庫に篭り、城の中学時代に遡ってサッカー雑誌をしらみつぶしに調べたのもこの頃だった。何も知らなかった白紙の状態からしだいに埋まっていく城の過去。まるでリアルタイムで見ていたように記憶が再構築されていく感じがした。

丁度掲示板では1998年版の城カレンダーが話題になっていて、悩みに悩んだあげく購入したが、ピンナップの類を部屋に貼ることは抵抗があったし、家族に対する照れがあってしばらく仕舞ったままでいた。けれど城の顔を眺めたいという欲求は消せない。そこで、インテリアに影響がないよう、ロッカータンスの扉の内側に貼ってみた。ところが扉の内側ではカレンダーが安定せず、タンスを開くたびに城の顔が墜落してしまう。墜落するたびに折り皺が出来てしまうので、もういいやっ！と開き直り、晴れて城のカレンダーはタンスの表に貼られることになったのだ（まさにカミングアウト ^^;）。お気に入りだったチベットアートカレンダーも1997年版で止まったまま、今では城の各種ポスターやピンナップが完全に部屋の主役になってしまっている。スポーツ新聞を読むことに抵抗がなくなったのもこの頃。