デーヴァナーガリー文字を学ぶページを除き、サンスクリット語はローマ字表記で書き表します。デーヴァナーガリーは表音文字なので、ローマ字に転記しやすく（ローマナイズ）、研究者の間で一般的に用いられているものです。むしろ初学者には、単語の区切りが把握しやすい利点があります。
但し、コンピュータ上で特殊なローマ字を表示させるのに多くの制約があるため、各種ソフトを用いて表示させる入力方式が様々生まれました。ここでは、KH方式（京都ハーバード方式）と呼ばれる入力方式で統一します。（KH方式にも更にヴァリエーションがあるようですが…）
| 母音 | a, aa, i, ii, u, uu, R, RR, e, ai, o, au |
| 喉音 | k, kh, g, gh, G, |
| 口蓋音 | c, ch, j, jh, J, |
| 反舌音 |
T, Th, D, Dh, N, |
| 歯音 | t, th, d, dh, n, |
| 唇音 | p, ph, b, bh, m, |
| 半母音 | y, r, l, v, |
| 歯擦音 | z, S, s |
| 気音 | h |
| visarga | H |
| anusvaara | M |
George Hart `Rapid Sanskrit' , Motilal Banarsidass を底本としました。レッスンの順序や例文は、ほとんどこれに倣っています。説明は、日本語として分かりやすいように修正しました。