監督：ウォン・チン（バリー・ウォン）
出演：ジャッキー・チェン、ジョイ・ウォン、後藤久美子、レオン・ライ
『天使の涙』を見て以来、レオン・ライがむちゃくちゃ気になったので、他の出演作品を調べてみたら、ジャッキー・チェン主演の『シティ・ハンター』に出ているという。し、シティハンター！？シティ・ハンターと言えば、寒〜いお色気コメディ＆アクション系の漫画だ。それの実写版、しかもジャッキー主演。大方の内容は想像つくが、いったいレオンはどんな役で出るんだろう？
●あらすじ●
主人公・冴羽遼（ジャッキー）が香港で失踪した大富豪の娘（ゴクミ）を日本に連れ戻すように依頼され、敵と戦いながら任務を遂行する。お決まりのモッコリも香のハンマーも、馬鹿馬鹿しいほど忠実に表現されている。
●レオンのツボ●
で、お目当てのレオン。息を吹いて前髪をなびかせる決めのポーズとか、それと同時に流れる音色（？）とか、白いスーツ＋フリルのシャツとか、キザでナルシストな役作りに大笑い！！偶然に冴羽遼と居合わせてピンチを救うギャンブラーなんだけど、…ハッキリ言って、いなくてもいいんじゃない！？って役だった（涙）。人気アイドルをお飾りで使った感じ。トランプを操って悪漢を倒すところは颯爽としてかっこいいけど（トランプが武器になるか？という疑問を持ったら香港映画は見られん）、超Ｂ級映画ならではの滑稽な役柄にがっかり（このレオンが好きだという人には申し訳ないけど）。危うく興味を失いかけたぞ…。今見れば、また違った楽しみ方が出来るかも。
追記！（2001.12.04）
最近になって、レオンの出演部分だけを編集したテープを見る機会があった。そしたら印象が違う！映画版『シティーハンター』は全く受け付けないけど、レオンの部分だけなら、ヒーローアクション物として独立した映画と言ってもいいくらいで、そんなに酷い役じゃなかった（前髪吹くのはやっぱり笑いのツボ…）。『賭神伝説』と同じ監督だし、この時から、レオン主演の構想があったのかな？
ま、１回目に見た時（２年半前）の冷静な目に比べて、今の私は「目がハート」なので、かなり贔屓してるかも（^^;）。
ところで、日本公開時のパンフレットにはレオンのことが書いてないらしい（人から聞いた話）。だとしたら、日本のプロモーターは見る目がないなぁ。ついでに言うと、私は原作の冴羽遼って案外好きなのだ。映画は、ジャッキー主演のせいかコテコテの笑いばかり強調されてて、遼のスマートな部分が全く出てない。